本物のインディアンジュエリーを販売するショップ

幾多の種類があるジュエリーの中でも異彩を放つインディアンジュエリー。このインディアンジュエリーに魅せられた人たちが共通して求めているものは何でしょうか? デザイン性でしょうか? 歴史でしょうか? 文化でしょうか?

――答えはそれらすべて。

決して1つのジャンルでは語りきれないそれらすべてを内包したものがインディアンジュエリーです。流行りの言葉で「癒し」とも言えるかもしれませんが、インディアンジュエリーにはそれだけでは語り尽くせない深い思いがこめられています。人はなぜインディアンジュエリーに魅せられ惹きつけられるのか。あなたも感じているはずです。人々が感じる喜び、怒り、哀しみ、楽しさ。インディアンジュエリーを手にすれば誰もが感じるであろう震え、それはまさしく魂を揺さ振られる人類すべてが遺伝子レベルで分かち合える共感意識(シンパシー)に他なりません。

この共感意識を感じられるのは本物のインディアンジュエリーのみ。アメリカで暮し生き続けているネイティブアメリカン(先住アメリカ民族)のアーティストたちが一つ一つ心を込めて作り出した本物のインディアンジュエリーだけが持つ普遍的な輝きからしか感じることはできません。

今もアメリカの大地に生き続けるナバホ族、ホピ族、ズニ族、サントドミンゴ族など各部族が独自に進化させた芸術性あふれる手作りのインディアンジュエリー。このページでは、ネイティブアメリカンの人たちと文化に敬意を払い、本物のインディアンジュエリーだけを厳選して販売しているショップ「ジュエリー&クラフトFour Corners」を紹介していきます。

本物より偽物のインディアンジュエリーの方がキレイ?

ハッキリと偽物と言ってしまうのは語弊があるかもしれません。世間に多く出まわっているインディアンジュエリーはデザイン性だけを取り入れた、いわゆる「インディアンジュエリー風」のインディアンジュエリーになっています。しかし、これをインディアンジュエリーではない、とは言いきれません。これも確かにインディアンジュエリーなのです。

本物のインディアンジュエリーはネイティブアメリカンの血を引く人たちによって作れたものです。日本で販売されているインディアンジュエリーは似たようなデザインで大量生産を前提とした既製品やら別の国で安く作られたものなど粗悪なものも多いのですが、商品として出まわっている以上、品質的にもデザイン的にも悪ければ当然のこと売れるはずもなく、一般の多くの人に受け入れられている現実があることを考えると、寂しいことですが規制のない日本ではどこに出してもおかしくないインディアンジュエリーとして成立しています。

しかし、それはデザイン性としてのみ通用するインディアンジュエリーです。本来、インディアンジュエリーが持っているはずの歴史や文化はどうでしょうか? なにより人の温かみが感じられる手作り感はどうなのでしょうか。

本物のインディアンジュエリーは一つ一つアーティストによる手作りです。既製品のような完璧なデザインや人の技では作り出せないシャープさはないかもしれません。現代では大量生産の既製品が市場にあふれたことで商品から人の温もりが感じられない時代となっています。その結果、本物のインディアンジュエリーが持っている金属でありながら人の手の温もりが感じられる朴訥な作りがどうしても野暮ったく、悪く言えばダサく見えてしまうのかもしれません。

はたして本物のインディアンジュエリーが持つべき美しさとは何でしょうか。まるで温かみの感じられない完璧な形でしょうか。安さだけを追求したる第三国の製品でしょうか。私はそうは思いません。本物が本物ゆえに持ち続けられる美しさは、人の手で作られる素朴であり朴訥さであり何千年と続くネイティブアメリカンの生活の息吹そのものであるはずです。

部族によって異なるインディアンジュエリーの特徴

インディアンジュエリーの製法は各部族によって違いが存在します。銀や石の細工にそれぞれの部族が持つ歴史や文化が多分に影響してるのは明かです。力強さや繊細さ、またはコミカルとも感じてしまう素朴さ。銀細工や石の使い方一つ一つに各部族の思いが感じられて感動すら憶えてしまいます。

違いは違いとして、それとは別に各部族に共通して見られるモチーフがあります。それはネイティブアメリカンの歴史と文化に基づいた自然信仰と動物崇拝のモチーフです。自然や動物のモチーフは日本人にも馴染みがあり、インディアンジュエリーが日本人に親しみを持って受け入れられる大きな理由にもなっています。

最近はお互いの技法を取り入れた芸術性豊かな装飾品も増えてきました。芸術的にも進歩を続けているインディアンジュエリーですが、ここでは代表的な4つの部族を取り上げて技法などの大まかな特徴をご紹介します。


ナバホ・リング

ナバホ(NAVAJO)族はネイティブアメリカンの中で比較的人口も多く、最初に銀細工を作ったと言われる部族です。スペイン人が銀の扱い方などを伝えたといわれ、ターコイズなどの石を大胆に扱ったリングなどの装飾やスタンプワーク(刻印)で装飾されたものなどがありま す。素朴で力強い作品が多いのが特徴になります。


ホピ・リング

ホピ(HOPI)族はアメリカ大陸最古の住民と言われています。農耕部族であるため自然への崇拝心が強く、自然をモチーフにした作品が多くあります。ホピの予言という本でも有名になりました。銀板2枚を重ね合わせて卓越したカッティング技術で模様を浮き立たせる「オーバーレイ」と呼ばれる独特の技法が特徴です。


ズニ・ピアス

ズニ(ZUNI)族は平和的な農耕部族で、その繊細な細工には目を見張るものがあります。ターコイズや珊瑚、貝などを細かく削って針のようにカットして花のようにはめ込んだニードル・ポイントやニードルより大きめのパーツにカットしてはめ込んだクラスターなどが特徴。色鮮やかなカラフルな物が多く、芸術性も高く評価されています。


サントドミンゴ・ネックレス

サントドミンゴ(SANTO DOMINGO)族はニューメキシコのサンタフェ付近に暮す部族。ターコイズやシェル、パイプストーン、珊瑚などに穴を開けて紐に通し、一つ一つを丁寧に研磨して作る「ヒシ」あるいは「ヒーシー」と呼ばれるネックレスやブレスレットなどを得意 としています。細かな素材を扱うために根気のいるデリケートな作業が続きます。特徴的なサントドミンゴのネックレスは他の部族でも使われています。

ヨーロッパをはじめ多くの銀製品にはスターリングシルバーと呼ばれる銀素材が使われています。銀製品の加工には純銀では柔らかすぎて扱いにくい面があるので、銅を混ぜて強度を増した銀素材が使われています。銀含有率92.5%以上の銀素材、それをスターリングシルバーと呼んでいます。

インディアンジュエリーにもスターリングシルバーが使われています。あなたも手にしたインディアンジュエリーを覗けば、リングの内側などにSTERLINGの刻印を見ることができます。ものによってはアーティストの名前の刻印も見つけることができるのが本物のインディアンジュエリーです。一つ一つ心を込めた手作りのシルバー細工は、まさしく本物のインディアンジュエリーと呼ぶに相応しい美しさがあります。

インディアンジュエリーとネイティブアメリカン

すでにご存知の通り、彼らネイティブアメリカン(アメリカ先住民族)の境遇は決して恵まれたものではありません。遥か昔からアメリカの広い大地で生き続けた彼らは現在では特別保留地または居留地(リザベーション)と呼ばれる地域での生活を余儀なくされています。それに加えて環境と経済の問題が彼らを苦しめています。彼らネイティブアメリカンの持っている自然を敬うスピリチュアルな生き方と、現実のアメリカ社会での生き方には大きさギャップがあり、保留地から大都会へと出ていく若者たちの失業問題や健康問題など様々な原因で引き起こされる問題が彼らの生活ひいては彼らの文化そのものを衰退させようとしています。

これらの問題を解決することは生半なことでありません。ネイティブアメリカンが彼らの文化を伝え、彼ららしく生きていくためにはどうしたらいいのか。その一つの答えがインディアンジュエリーです。大きな失業問題を抱える彼らにとってインディアンジュエリーの販売は大きな糧になります。インディアンジュエリーは彼らの文化そのもの。自然を愛しモノを大切にするエコロジーな環境対策を考えていく上で、私達にとても大切なことを気付かせてくれる貴重なメッセンジャーとなってくれることでしょう。

本物のインディアンジュエリーを手にしたとき、あなたはどんなことを思いますか? 家族のこと、恋人のこと、友人のこと、自然のこと、仕事のこと。ただ癒されるだけではない、これから先の人生の道標として大切な存在になってくれる――それが本物のインディアンジュエリーの魅力なのです。

本物のインディアンジュエリーとクラフトの世界へようこそ

日本で本物のインディアンジュエリーを手に入れるにはどうすればいいのでしょうか? アメリカのそれもネイティブの人たちと直接交渉するのは難しい。巷に偽物のインディアンジュエリーが出まわっている状況ですから日本で買うにも不安になってしまいますよね。

そんな私達の悩みを解決してくれるが「Four Corners(フォーコーナーズ)」という名前の通販ショップです。FourCornersは歴史と文化に包まれたインディアンジュエリーに魅せられ、アーティストたちによって作られた本物のインディアンジュエリーだけを厳選して日本で販売しています。会社の名前はネイティブアメリカンが多く住む4つの州の交差点(フォーコーナーズ)が由来になっています。Four Cornersは自らアメリカの保留地に出向いてインディアンジュエリーの買い付けを行っています。サイトを見て頂ければ分かると思いますが、インディアンジュエリーを作っているアーティストたちの情報が掲載され、お気に入りのアーティストを見つけて商品を検索することもできるようになっています。

販売サイトを見ればFour Cornersの人たちが直接アーティストたちと付き合い敬意を持っていることがよく分かります。アーティストは家族で工房を経営している場合もあり、サイトに掲載されているアーティストの写真は家族たちを含めたものも多くあります。アーティストたちが見せる笑顔は屈託がなく、見ているこちらまで笑顔になってしまう優しさにあふれています。広大な大地と荒々しい自然の中で培われてきたインディアンジュエリーの魅力の源泉があの逞しくて温かい人々の生活にあるのだということがよく理解できます。

Four Cornersではインディアンジュエリーだけではなく、小物や雑貨などクラフト関係の商品も取り扱っています。その中から代表的なアイテムをご紹介します。


ズニ・フィティッシュ

フィティッシュはズニ(ZUNI)族が得意とする工芸品です。フィティッシュは精霊や動物などを象ったお守りのようなアイテムになります。素材は真珠貝(マザーオブパール)などで全体を作り、目や胸元に小さなターコイズを嵌め込むものが一般的です。フィティシュを持っていれば守護とパワーがもたらされるといわれています。

その他にもドリームキャッチャーやカチナ・ドールなど同じようにお守りとして使用するアイテムが作られています。ネイティブアメリカンは大切な儀式ときにはモグサなどを焚いていました。日本でいうお香みたいなものです。そのモグサを焚いてお香のようにリラックスしたいときに使える可愛らしいインセンスバーナー(お香焚き器)も販売しています。

取り扱い商品は次の通り。ペンダント、ネックレス、リング、ピアス・イヤリング、ブレスレット、ベルト・バックル、チェーン・革紐、ブローチ、ヘアーアクセサリー、マネークリップ、インセンス・バーナー、ドリーム・キャッチャー、フェティッシュ、カチナ・ドール、ポタリー(陶器)、その他ケア用品などになります。

あらためてFour Cornersの特徴とサービスをまとめます。

  • アメリカの保留地での買いつけ
  • 作者の分かる質の高い手作りのジュエリーを厳選
  • 初心者や女性向きの気軽なアイテムを中心にセレクト
  • 修理やサイズ直し(有料)などアフターサービスの充実
  • 3000円(税込)以上は送料無料(ラッピング代は含まず)
  • オリジナルボックスにリボンを付けたラッピングあり(有料)

本物のインディアンジュエリーは何年たっても色あせずに使い続けられるのが魅力です。流行り廃りで価値が変わったり取り替えたりするのでは本物を手に入れた意味がありません。何年経っても、いえ歳を重ねるごとに愛着が湧いてますます愛用したくなるのが本物のインディアンジュエリーです。

Four Cornersでは有名なアーティストからまだまだ無名のアーティストの作品まで出会って感動したジュエリーを厳選して販売しています。扱うジュエリーは量産品ではないので手作りの1点限りのジュエリーばかりになってしまいます。昨日見たときには売り出していたのに今日見たら売約済だったということがよく起こります。定期的に行われる新着日を待ちかねている方もいらっしゃるくらいですので、お好みのジュエリーがあるかどうか早めのチェックをお勧めします。

あなたを励まし癒してくれる素敵なインディアンジュエリーと出会える日が来ることを心から願っています。


ご注文は「ジュエリー&クラフトFour Corners」まで。

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